鋳物について
鋳物トピックス
異業種交流展示会〝メッセナゴヤ2017〟出展
【開催日時】2017.11/8(水)~11/11(土)
【開催場所】ポートメッセなごや(名古屋港金城ふ頭)
第2展示館にて
鋳物とは
鋳物は、日本に紀元前より伝わった技術が、現在でもその“モノつくり”の中に受け継がれています。
古く銅鐸・銅鏡や古銭の鋳造技術が今でも活用されているのです。
一般的に鋳物とは、金属に熱を加えて溶かし、液体となった金属を 型(鋳型)に流し込み、固まったものを“鋳物”といいます。
その姿は今も大きくは変っていません。
日本の“モノつくり”の原点ともいえる技術ではないでしょうか。
鋳物のでき方
金属は常温では固体ですが、熱を加えると溶けて液体となり、流動性を持つようになり、鋳型と言われる凹みにこの溶けた金属を流し込む(鋳込む)とやがて固まり、金属製品(鋳物製品)ができます。
パイプが丸い理由
以下のような理由があげられます。
- 1.エネルギーロス(損失水頭)を小さくすることができます。
- 2.管材料が少なくてすみます。
- 3.管の内外圧に対して応力集中が起こりにくくなります。
- 4.その他に、円形の利点として、取り扱い易さ(転がすことができる)、継手接合のし易さ(円形には上下左右がない)などがある。
ダグタイル鉄管の「ダクタイル」とは?
「ダクタイル」とは、英語の「Ductile」のことで、延性のある、強靭なという意味の形容詞です。
1948年、鋳鉄組織内の析出黒鉛形状を片状から球状に変えた「球状黒鉛鋳鉄」が開発され、片状黒鉛鋳鉄の2倍以上の強度と高い靭性を有したことから「ダクタイル鋳鉄」と
呼ばれました。その後、「ダクタイル鋳鉄」を素材とする鉄管が
開発され、「ダクタイル鉄管」が誕生しました。